いくつかの国を周遊する旅行の予定を立てていた
それらの国をカバーできるWi-Fiのプランを取り扱っている会社自体が少なかった。チェコに関しては、接続範囲に含まれていない会社が多かった。おまけに1か国だけの料金プランと比較すると周遊プランではかなり割高になっていた。かといって、数日滞在予定の安い1か国だけのものを借りても旅行期間は10日以上あったため、いずれにしてもレンタル代金が高くなってしまう計算だった。
予約していたホテルでは無料のWi-Fiがあることを確認しており、スタバなどのカフェでもWi-Fi接続できるだろうを考えて、調べ物は宿泊時にまとめてしようと計画していた。
事件は起こった!
イタリアで季節外れの雪に振られてしまい、乗車したバスが山道で立ち往生してしまった。バスの車内のアナウンスもすべてイタリア語だったため、何が起きていて自分がどうのような状況に置かれているのか把握するまでにとても時間がかかった。近くの席の人たちに聞いても英語が話せる人がほとんどいなかった。バスの到着場所から電車に乗り換えてホテルへ向かう予定だったが、終電の時間などもわからずにかなり不安な気持ちで過ごすこととなった。ネットが使えなかったため、事前に調べていた方法以外に目的地へのアクセスの仕方をその場で調べることができなかった。家族に電話で聞くことも考えたが、時差の関係で難しかった。ホテルへの到着も遅れることが予測され、場合によってはチェックインが夜中になる可能性が高かったが24時間フロントではないことを事前に確認していたため、ホテルへも連絡を入れる必要があった。
Wi-Fiをレンタルしていれば・・・
Wi-Fiがあれば、イタリア語での翻訳機能などを使って近くの人たちから情報を得ることができたと思う。また、ネットで天気の情報や交通情報なども確認することができ、状況把握に役立てることができたと思う。途中で、予定外の場所に停車したが、今思うと希望者は別の駅で降車して電車で別ルートを選択することもできた様子だった。ネットがあれば多少遠回りになっても別ルートを探すことができたと思う。また、慣れない英語で電話をするのではなく、時間をかけてネットで調べながら英語でメールを作成して宿泊先に連絡を取ることもできたと思う。ホテルへの電話代金や終電を逃したことによるタクシー代を考えると、周遊で割高だったがWi-Fiを借りておいた方が結局のところ安上がりだったかもしれない。また、精神的なストレスも少なかったと思う。
この失敗談の教訓!
このグローバル化が進んだご時世では、どこかで簡単に無料Wi-Fiに接続できると思ってしまいます。しかし、実際にトラブルが起きたときにはWi-Fi接続はできないものです。不慣れな場所だからこそ、たくさんの情報を得ることができるようにWi-Fiはレンタルしていくことをお勧めします。