今までWi-Fiを個人で借りたことがなく、一緒に海外旅行に同行する友人が借り、そちらに便乗してWi-Fiを使わせてもらっていた。しかしながら今回は仕事関係で、たった一人での海外旅行であり、めんどくささもあったのか、借りずに旅行当日を迎えてしまった。1泊2日だったし、宿泊先のWi-Fiが使えれば何ら問題がないと思っていた。
そこで事件は起きた!
宿泊先は現地の民泊を利用。商業施設の上部の階層にある、通常なら一般人が住んでいるフロアが複数の個室で区切られ、寝泊まりができるようになっていた。出発前、ネットで指示があった通りの場所に鍵を借りに行き、無事宿泊先の部屋に到着。買い物に出かけるために部屋を出る際、他にもその民泊に複数の人が寝泊まりしていたため、特に鍵もかけずに出かけてしまった。買い物を済ませ、宿泊先に戻ると、玄関に鍵がかかっていた。バックの中に入れていた鍵を取り出し、差し込んで鍵を回したが、ドアが開かない…。しかもWi-Fiは室内しか繋がらないらしく、民泊のオーナーに電話しようともできない状態に陥っていた。そのとき私は汗だくでパニック状態。なぜなら夕飯に食べた香辛料たっぷりの食事が聞いたのか、トイレに駆け込みたい状態だったのだ。一刻を争う状態だったのに玄関が開かない。オーナーのいる場所は商業施設の1番下のフロアの一室だった。仕方ないので生きた心地がしない中、エレベーターで商業施設のフロアまで降り、ギリギリのタイミングでトイレを済ませた。トイレが何とか間に合ったことに安堵しつつぐったりしつつ、オーナーがいる部屋まで行き、事情を説明した。オーナーが民泊の玄関までやってくると、玄関を力づくで押し始めた。なんと鍵は空いており、ただドアの建て付けが悪いだけで強く押せば空いたのだった。何で部屋に案内した際にそのことを言わなかったんだよ、と私はオーナーを睨んだ。
Wi-Fiがあれば・・・
もし自分でWi-Fiをレンタルし、電話ができる状態だったら、オーナーに連絡をとり、建て付けが悪くてドアを強く押せば開く、ということを確認できていたと思う。それができなかったばかりに、トイレに間に合わないかも、という緊迫の状況に汗だくになって疲労も一気に増した気がした。また、エレベーターでの行き帰りに時間もかかり30分ほどの時間を無駄にしたが、Wi-Fiがあればその時間も有効に使えたと思うと何だか悔しかった。その後も帰国の途につくまで私のヒヤヒヤは続き、もしWi-Fiが繋がらないところで何かあったらどうしよう…という不安が終始つきまとったままであった。Wi-Fiを持っていればそんな不安もなしに行動ができていたと感じた。
海外では思いがけないことやハプニングが起こったりします。Wi-Fi環境がしっかり整っている国であればレストランや公共の施設などでスマホを使えるとは思いますが、いざとなったとき、どこからでも連絡が取れる、緊急事態を何とかするためのネット検索ができるということはとても重要なことになってきます。海外旅行に不慣れな方は特に、Wi-Fiをレンタルされることをおすすめします。