Wi-Fi利用の利便性、価格などを総合評価
<7日間滞在、無制限プランで比較>
wi-fiレンタルで安心を買うか?
VS
現地SIMで安さをとるか?
バリ島旅行を計画している人にとって、現地でのネット事情は気になるポイントですよね。海外に出ると、日本で使用していた通信が使えなくなるので、現地でインターネットが使えないのは、かなり不安…
バリ島でネットを無制限で使用するためには、「現地でSIMカード購入」と「Wi-Fiレンタル」の二つの選択肢があります。
今回の記事では、これらの二つの利便性や価格を徹底比較し、どちらがより快適かについて解説していきたいと思います。
結論
- 昼間に空港に到着するなら、SIMカードの現地購入が安くて便利
- SIMカードは、とにかく沢山通信したいのであればTelkomsel (simPATI)の【Internet OMG! 52GB】(30日間1,400円以下)がおすすめ。
- Wi-Fiレンタルは国内で手続きが完了するので、現地で慌てず過ごしたい人はやや割高でも事前予約・受け取りが安心。
- 安心を買ってWi-Fiレンタルにするなら、Wi-Ho!の無制限プラン(1日1,880円)がおすすめ。ただし、滞在期間が長期間になると高額になってしまうので注意。
バリ島の基本的なネット事情
まず初めに、バリ島に整備されている無料Wi-Fiについて簡単にご紹介します。
結論を先に言うと、通信環境は以前に比べ整備が進んでいるとは言え、まだまだ質が高くないのが実情です。
そのため、ネットの通信量を気にせずに過ごしたいという人には、圧倒的に「無制限プラン」をおすすめします。
海外旅行をする際に、多くの旅行客が頼りにしているのが、空港、ホテルなどの公共施設にある無料Wi-Fiですよね。
旅行に慣れている人の中には、移動中、観光中の通信は現地SIMやポケットWi-Fiを使用し、それ以外のまとまった通信はホテルやレストランで行おう…そんな計画を立てている人もいるかもしれません。
この項目では、バリ島内のWi-Fiスポットの基本的な通信環境についてご紹介していきます。
ングラ・ライ国際空港(Ngurah Rai International Airport)のwi-fi事情
- 大勢で共有してるので比較的遅い、つながらないこともある
- 空港でwi-fiが繋がることを前提とした連絡手段としていると致命的なことになる
まず、多くの人が利用するであろう空港のネット事情についてです。
バリ島の空港では、無料のWi-Fiが通っており、旅行客はそれに接続をすることが可能です。
「じゃあ安心だね!」と思った方、ちょっと待ってください。
しかし、「接続ができる」=「きちんと通信ができる」というわけではありません。
バリ島の空港で無料のWi-Fiが通っているということは、裏を返せば大勢の人が同時に接続をすることができるということです。
そのため、サーバーに負荷がかかってしまい、接続はできるけど通信が遅い、もしくは途切れ途切れになってしまう…ということも。
空港到着時には何かとネットが必要になりますよね。特に、送迎サービス等を利用していて、空港ついたら連絡してくださいというパターンは要注意です。
ホテルなどの行先を調べたり、予約手配をしたり、様々な用途で通信が必要になる中、空港のWi-Fiだけに頼ってしまうのは危険と言えます。
ショッピングセンターのWi-Fi事情
では、バリ島にあるショッピングセンターのWi-Fi事情がどうなっているのでしょうか。
例えば、「ビーチウォーク」では、飲食店エリアを中心に安定した無料Wi-Fiが提供されています。
しかし、口コミを見てみると、「きちんと繋がった」という意見と「全く通信できなかった」という二つの意見が見られました。
そのため、ビーチウォークでのWi-Fiは当てにしすぎず、繋がったらラッキーというくらいの気持ちでいると良いかもしれません。
その他のショッピングセンターでも、一部エリアは接続できても他のエリアは通信できない、もしくは安定しないなどの声が上がっています。
ショッピングモールなどの商業施設では、基本的にWi-Fiはあっても全部の範囲で通信できるわけではなく、接続可能スポットを見つける必要があると考えた方がよさそうです。
ホテルのWi-Fi事情
続いてホテルのWi-Fi事情です。
通常、海外旅行先のホテルのWi-Fiは強力な場合が多く、それを期待している方も多いと思います。
しかし!バリ島では、ホテルの紹介ページに「無料Wi-Fi」を書かれていても、安心はできません。
空港やショッピングモール同様、接続が安定しない可能性や、ロビー以外では接続が届かない可能性があるのです。
バリ島では、まだ導入されたばかりの4G回線が高価であるために、3G回線を採用している場合もあります。
そのため、接続はできても通信速度が非常に遅く感じられたり、画像の送受信などではストレスになったりする場合があるかもしれません。
特に、仕事などで通信が必要な場合は、都度ロビーに降りる必要があり、不便に感じることも。
パソコンを使用する予定であれば、優先によるネット接続の方がまだスムーズに行えるので、気になる方はチャレンジしてみてください。
日本人に人気のあのホテルのWi-Fi事情は?
例としては、「コンラッド バリ」では、無料Wi-Fiが使用できるのはロビーのみとなっています。部屋内には無料のWi-Fiがついておらず、有料で追加料金を支払うことでサービスが受けられるようです。
その他、「ウェスティン」ではWi-Fiの評価の個人差があるものの、おおむね快適にWi-Fi利用ができるようです。
バリ島で現地SIMカードを購入
では、バリ島で現地SIMカードを購入するには、どのような手順が必要になるのでしょうか。ここでは、購入に必要なもの、価格、使い方などについて詳しくご紹介していきます。
購入場所はどこ?必要なものは?
現地SIMカードは、降り立った先の空港での購入が一番簡単です。
ただし、空港内で購入するSIMカードは割高なことが多いため、空港を出たところのローカルショップに行くのが値段的には安く済みます。
空港のSIMカードの値段が高いと言っても、日本での通信量を考えれば比にならない金額なので、すぐにネットが欲しい方は空港で購入しても問題はありません。
バリ島内の市街地であれば看板や店のロゴなどからSIMの販売があることがすぐにわかりますが、周辺の小さな島へ移動する予定の人は、市内から離れる前に購入しておくのがおすすめです。
購入の際には、パスポート、名前などの個人情報が必要になりますので、購入者本人が販売店に赴く必要があります。
値段が安いのは?
バリ島のSIMカードは、「Telkomsel (simPATI)」「Indosat Oreedo」「XL Axiata」など複数の通信会社から提供されています。
それぞれの価格比較は、下記のとおりです。
Telkomsel (simPATI)
大手通信会社であるTelkomsel (simPATI)のSIMカードは、種類も多くニーズに合わせてパターンを選べることから、観光客にもおすすめです。
他の通信会社に比べて、若干料金が高めにも感じますが、通信スピードの速さと安定感に定評があります。(完全にどこでも接続ができるというわけではありません。)
プランの例:
【Internet OMG! 52GB】
通信量:52GB
価格:191,000 IDR(約1,380円)
【Internet OMG! 14GB】
通信量:14GB
価格:102,000 IDR(約710円)
Indosat Oreedo
Indosatは、インドネシアで二番目に大きな通信会社です。
人気のIM3という種類のSIMカードは、Telkomselよりも価格が安く、通信範囲がかなり広い点が特徴です。
プランの例:
【Freedom Internet 5 GB】
通信量:5GB
価格:65,000 IDR(約450円)
【Internet 9 GB】
通信量:9GB
価格:75.000 IDR(約525円)
【Unlimited L】
通信量:4 GB(2G/3G/4G回線)+ 8 GB(4G回線)+ 10GB(夜間の通信)+ 人気アプリでの通信無料+ 通話無制限
価格:110,000 IDR(約770円)
XL Axiata
XL Axiataが扱う中でもっとも人気のあるSIMカードは‘XL Baru’と呼ばれ、インドネシア国内での通話とインターネットが組み合わされています。
プランの例:
【Xtra Combo 10 GB 】
通信量:10 GB+ 10 GB YouTube + 通話30分)
価格:89,000 IDR (約622円)
【Hotrod 3 GB】
通信量:3GB
価格:60,000 IDR(約420円)
【Hotrod 6 GB】
通信量:6GB
価格:100,000 IDR(約700円)
【Hotrod 8 GB】
通信量:8GB
価格:130,000 IDR(約910円)
使用方法は?すぐ使えるの?
SIMカードが手渡されてから、設定を行えば基本的にはすぐに使用ができるようになります。
ただし、初期の作動チェックや細かい挿入方法などに不安がある人は、購入した店舗で直接お店の人に設定までやってもらうことがおすすめです。
特に空港でSIMカードを購入する場合、きちんと作動していることを確認しないままその場を離れてしまうと、トラブル時にもう一度空港に戻らなければならないこともあります。
デメリット
SIMカードを使用することのデメリットは、以下の点が挙げられます。
- 日本の電話番号が使えない
- 深夜便では購入できないことがある
- SIMカードを購入するまでは通信ができない
- SIMロックフリーのスマホを持っている必要がある
仕事などでの通信の利用を予定されている方は、日本で使用していた電話番号が使用できなくなる旨を周知しておく必要があります。
ネット回線によって通信ができるラインなどメッセージアプリの使用は、ネットに接続すればできます。
深夜便でバリ島の空港に到着した場合、空港や市街地のショップが閉まっていることもあります。
その場合、翌朝お店が開いてからしかSIMカードを購入できないので、その間通信ができないことになります。
同様の理由から、空港に着いた瞬間から通信をしたい!という人にとっては、SIMカードはあまりおすすめできません。
また、スマホのロックがかかっている状態では現地SIMの使用はできないので、SIMロック解除を事前に日本の通信会社で行う必要があります。
バリ島向けWi-Fiレンタル
続いては、バリ島で使用できるWi-Fiレンタルの価格比較を行います。
レンタルWi-Fiであれば、現地についてからSIMカードを探す手間が省ける上、トラブル時にも日本語で対応してもらえる点が安心です。
面倒なスマホのSIMロックも必要ありません。
また、複数人で渡航する場合、一台の端末をシェアできるので、レンタル費用を折半することもできます。
安いのはどこだ?
代表的な<グローバルWi-Fi><wi-ho><イモトのWi-Fi>で比較してみました!
バリ島でも使用できるWi-Fiを提供しているレンタル会社のうち、今回は「グローバルWi-Fi」「Wi-Ho」「イモトのWi-Fi」の三つを比較してみます。
なお、レンタルWi-Fi業界は様々なキャンペーンを行っており、代理店経由で価格が割引される可能性もあるので、今回は公式HPに掲載されている価格をご紹介しています。
グローバルWi-Fi
グローバルWi-Fiは業界最大手のWi-Fiレンタル会社の一つです。
豊富な選択肢から、自分に合ったプランを選ぶことができるのが特徴です。
プランの例:
【通信無制限プラン】
通信量:無制限(4G回線)
価格:2,170円/日
【超大容量プラン】
通信量:1.1GB(4G回線)
価格:1,470円/日
Wi-Ho!
海外向けのWi-Fiレンタルを格安で提供しています。
お得なキャンペーンも多く展開されているので、時期によっては安くレンタルをすることができる可能性もあります。
【通信無制限プラン】
通信量:無制限(4G回線)
価格:1,880円/日
【超大容量プラン】
通信量:1GB(4G回線)
価格:1,280円/日
イモトのWi-Fi
芸人のイモトさんのCMで認知度の高いWi-Fiレンタル会社です。
60日前に予約すると20%OFFになるなど、早期割があります。
【ギガプラン】
通信量:1GB(4G回線)
価格:1,880円/日
おすすめのレンタルwi-fiはここ!
価格で比較をすると、Wi-Ho!のプランが最も手ごろにWi-Fiレンタルをすることができます。
特に、無制限プランでも一日1,800円なので、短期(1週間以下)の旅行に複数人で行く場合、このプランを利用すればお得にインターネット利用ができそうです。
例えば、4泊5日の旅行に4人組で行ったとすると、
1,880円×5日÷4人=2,350円
となるので、一人当たり2,500円以下でスムーズな通信をゲットすることができます。
通信無制限プランなので、他の人と容量の取り合いになることもなく、安心していつも通りのネット環境を楽しむことができます。
デメリット
Wi-Fiレンタルをするデメリットは、複数人で使用する場合、別行動ができないという問題点があります。
それぞれが別行動をする場合、端末を持っている人は通信ができますが、他の人はその人と距離ができるとネット環境がなくなってしまいます。
また、端末を常に持ち歩かなければいけないことや、Wi-Fi自体の充電が切れてしまうと通信ができないことなど、面倒な作業が増える点もデメリットになります。
まとめ
ここまで、バリ島でのインターネット通信に関してご紹介してきました。
それらを総合的に考えてまとめると、以下の通りになります。
- 昼間に空港に到着するなら、SIMカードの現地購入が安くて便利
- SIMカードは、とにかく沢山通信したいのであればTelkomsel (simPATI)の【Internet OMG! 52GB】(30日間1,400円以下)がおすすめ。
- Wi-Fiレンタルは国内で手続きが完了するので、現地で慌てず過ごしたい人はやや割高でも事前予約・受け取りが安心。
- Wi-Fiレンタルは、Wi-Ho!の無制限プランがおすすめ。ただし、滞在期間が長期間になると高額になってしまうので注意。
以上です。
バリ島では、日本で過ごしているように公共施設でのWi-Fiが整っているわけではありません。現地で安心して過ごすためにも、どのような通信方法にするか、事前に計画を立てておくことが大切です。
以上、バリ島のSIMカード、Wi-Fi事情でした!