せっかくの海外旅行なので、日常生活から脱却したいと思い、あえてWiFiを調達しませんでした。また、日本が主催のツアーを組んでいたので、常に日本語が話せる人がついていてくれているため、特に困ることもないだろうと思っていました。
夫婦でオーストラリアのケアンズへ旅行へ行くことを計画する際、私たちは普段から一度、ラインなどのSNSを日常から切り離して、伸び伸びと旅行してみたいと考えていたため、あえて、ふたりともWiFiを契約せずに旅立ちました。とはいえ、ふたりとも海外旅行初心者だったため、ちゃんとツアーで日程は決めており、何かわからないことがあれば、日本の搭乗員、もしくは他のツアー客に聞けばいいと楽観視していました。到着してしばらくは、バスや電車などを乗り継いでの観光だったので、当初の予定通り、ネット環境に囚われずに自然の中、のびのびと旅行を楽しむことができました。問題は、その日の晩御飯でした。ツアーでは、晩御飯は含まれておらず、現地の主要都市で自由に食べていいことになっていました。しかし、自由にとは言っても、搭乗員の方から、オススメのお店はいくつか教えてもらい、場所もわかる地図ももらい、解散となりました。地図を頼りに、私たちはレストランを探しました。しかし、困ったことに、ケアンズの道は、似たようなものが多く、今自分たちが何ブロック目にいるのか、どこで曲がればいいのかなど、歩いているうちにわからなくなりました。日本では、道に迷ったとき、すぐにグーグルマップなど地図アプリを使っていましたが、もちろん、WiFiがないので使うことができません。仕方なく、適当なお店に入り、店員さんに地図を指差しつつ、道案内していただきました。しかし、英語がわからず、場所を変えてまた別の誰かに聞き…としていると、ようやく、日本人と巡り合うことができ、場所がわかりました。もし、こんなときに翻訳アプリがあれば、もっと早く着けたのに、と思いましたが、私たちのどちらともダウンロードしておらず、もちろんWiFiがないので、新たにダウンロードもできません。お店には入れましたが、閉店時間ギリギリだったため、かなり急いで食べなくてはいけなくなってしまいました。WiFiがあれば、もっと時間を有効活用できたのに、と後悔しました。
グーグルマップを使うことができました。また、現地の人と話す際、英和翻訳アプリをダウンロードすることができました。
備えあれば憂いなし。ぜひとも、WiFiを借りて、海外旅行をしてほしいです。使うも使え使わないも選択できることと、使えないとでは全く違います。
