フィリピンの友達に会いにマニラ旅行をすることになりました。どうせ友達もいるしなんとかなる、どうせWi-Fiなんてそこらへんで飛んでいるだろうし、Wi-Fi代を節約して旅費に使うぞ!とフィリピンの治安のことも考えずWi-Fiをレンタルせずに、フィリピンへと旅立ちました。この時はあんなことになるなんて考えてもいませんでした。
フィリピンの空港に到着し外に出ると、早速カバンから現金が入っていたポーチをすられてしまいました。念のために現金はカバン、スーツケースにばらまいてしまっていたため、その時の失ったお金はわずか数百円程度でした。なんだこの程度か…と安堵し、友達と無事に合流しました。_x000D_
この時に、治安の悪さに感づいて現地でWi-Fiを借りるという選択肢もあったのですが、旅行にテンションが上がっている私は、そんなことも考えずに、早速現金を失った話を意気揚々と友達に話しました。友人はフィリピンの治安について色々注意してくれましたが「あなたと離れなければ大丈夫でしょう!」と説得し、そのまま友達とマニラの観光地巡りを開始。ここで事件は発生し、市内で友達とはぐれてしまったのです。更に、運悪くクレジットカードと現金を入れていた財布が入ったカバンを友人の車の中に置いてきていました。車を停めた場所もよく覚えておらず、カフェやレストランでWi-Fiを拾ってなんとか友人と連絡をしようとしましたが、Wi-Fiが通じる場所が見つけられず、絶望的な状態になっていました。Wi-Fiを探すために数時間ほどあちこち歩き回りましたが見つかりませんでした。その日は真夏日で、何時間も水分を口にしていない私は絶望的な枯渇状態に。このままここで倒れてしまうのか…と絶望的な状況になっていたところ、現地女性に声をかけられました。こういう時に優しくしてくれる人は、現地の女性は日本人の私がお金持ちに見えたらしく、助ける代わりにそれなりの礼は払えよ?と謝礼を請求してきました。その時は完全に判断力を失っていたため、その人にすがるしか考えられず、お金を渡す代わりに友人に連絡をしてくれと懇願しました。(友人の電話番号は紙に書いたものを予め渡してもらっていました。)なんとか友人と連絡が取れ、無事に合流ができたものの、その助けてくれた女性にに請求された金額は10,000ペソ。なんと日本円にして2万円。割にあっていない金額なのは確かなのですが、私は素直にその人に謝礼を払いました。
もし、この時にWi-Fiを所持していれば多額のお金を失うこともなかったでしょう。なにより、はぐれてから友人と連絡が取れるまでの時間がとても無駄だったと後悔しています。Wi-Fi代は数千円で済んだのに、安易な考えに及んだために数倍の金額を失うことになってしまいかなり痛い出費となってしまいました。運よく女性への謝礼だけで済んだのですが、場合によってはもっと怖い目に遭っていたかもしれません。Wi-Fiは連絡だけではなく、自分の身を守るツールでもあるということを痛感しました。_x000D_
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Wi-Fiは必ず所持して旅行にいきましょう。海外は文化や言葉の違いから思わぬトラブルに見舞われることがあります。誰かとの連絡手段があれば、そのトラブルを回避できる確率もぐんとあがります。自分の身を守るためにも、事前に備えるべきです!