カナダに行ったときのことです。まだ自分のなかでそれほどスマートフォンを使いこなしていたとはいいがたく、日本であまり使っていないので海外でも地図さえあればなんとかなるだろうと思っていました。そもそも必要であれば現地でSIMカードを買えばいいかなと単純に考えていました。まずはホテルまでたどり着けば、あとはホテルのホストに聞いて近場の観光地を巡ればよいと思っていました。
空港についてから事前に調べていたバスに乗ろうとしたものの、そこでどっちに行ったらいいのかがわからなくなりました。一緒に行っていた友達もそれぞれネットが使えないため、わかれて周りを捜索することもできません。一度離れると恐らく二度と会うことができないような気がしたのです。事前に空港のなかは調べて会ったのですがどうやら少し様子が変わっていたらしく道を聞こうにも、ネットがないので翻訳ソフトが利用できません。ようやくバス亭までたどり着いときはかなり暗くなりかけていました。調べてあった乗る予定のバス時刻はとっくに過ぎていたためとりあえず来た乗ってみましたが不安で不安でたまりませんでした。バスのナンバーが同じだったため、記憶と事前に撮ってあった写真をみながら降りて、地下鉄に乗り継いでホテルにたどり着いたときはすでに夜も遅くなっていてこのまま歩くと身の危険を感じる道をひたすら歩きまわって探しました。ホテルのホストも到着があまりに遅いので心配でずっと家の前の十字路に立っていたようで、そこまで迎えに来てくれたのでなんとかたどり着いたのです。今思ってもよくたどり着いたと思います。
まず翻訳ソフトが使えたので道を聞いて乗り場までスムーズにいくことができたと思います。わからなければホテルにもメールして状況を説明しておいたり、地図を送ってもらったりできたと思います。
Wi-Fiはホテルにたどり着いてしまえばもしかするとそこまで必要ないと思うかもしれませんが、そこまで行くためには必ずと言っていいほど必要になります。また数人で旅行に行くときはそれぞれが分かれて違うところを探したりする行動がほぼ不可能です。一度離れてしまったら会える保証がありません。どこにいってもとりあえずの待ち合わせ場所を決めておく必要があります。観光地は人も多いのではぐれる可能性も大きく、トイレに行って戻ってくるだけでも安心感が違います。またホテルにたどり着くまで道に迷ってもなんとかなるという安心感がまったく違います。道に迷ったときに翻訳ソフトが使えるというのは本当にありがたいものだと思いますよ。