NO IMAGE

私のWi-Fiを借りずに友人の見たことない表情を見てしまう話

Wi-Fiなどなくてもどうにでもなるだろう、などと甘い考えを持っていたからです。

私がネパール人の友達(以下A)と韓国に旅行に行った際、私はAと私のカナダ留学中に出会った韓国現地に住む韓国人の友人(以下B)と三人で旅行しました。Bはソウル市内で楽器店を経営しており、旅行初日に店の場所まで車で連れて行ってもらいました。その頃時間ももう遅く、ホテルで休みたかったのでBに私達が滞在するホテルの名前を告げ調べてもらったところ、Bの経営する楽器店から私の滞在するホテルまでは以外にも歩いて行ける距離で、しかも道順がとてもシンプルだったことがわかりました。疲れてはいましたが韓国の街を歩くのは楽しかったので、私とAは日が沈んで真っ暗の中、歩いてホテルまで帰ることにしました。そして楽しかった時間は過ぎ、ついに数日間の韓国旅行の最終日、しばらく会えなくなるBに最後のあいさつをしようと思い、彼に『朝早いけど少し会える?』とメッセージで尋ねました。しかしBはその時間勤務中でホテルまで車で迎えに行けないとのことでした。私にとっては数日前に一度通った道を逆に歩けばいいだけの話、車の迎えなど必要ない、、、!と高をくくっていたのが私の今回の旅行の最大のミスになります。実際に私とAがホテルからBの勤務する楽器店に出発したのが朝の8時過ぎで楽器店までは10分程度かかります。そして空港までのバスが停まるバス停は楽器店の直ぐ側にあるとのことでした。8時にホテルを出発→8時10分くらいに楽器店到着、友人に挨拶→8時30分すぎの空港行のバス(これに乗り過ごすと一巻の終わり)に乗車。私のプランは完璧でした。私とAはパパっとチェックアウトを済ませ楽器店に歩いて向かいました。しばらく歩いて気付きました。『この道なんか違う!!』韓国は日本となんとなく町並みも似ていて迷うはずなどなかったのですが何せ数日前に夜道を、しかも逆方向に歩いただけで、私の頭は道順など完璧には理解していなかったのです。道に迷ったことに気付いてから私は焦りました。走りました。そして友人の私に対する表情が私の胸に刺さりました。というのもそのAはBに数日前に出会ったばかりでBに対し私ほどの思い入れなど、持ちようもなかったからです。『走るのきつい』、『会えないなら別に合わなくてもいい』、『はやくタクシー捕まえてバス停まで行こう』そんな表情でした。携帯でマップでも見られれば、、、そう思わずにはいられない状況で走ること数分。目の前にあの数日前に見た楽器店が現れました。安堵もつかの間、Bとは本当に別れの挨拶だけを交わし、バス停まで小走りで案内してもらいました。本当にギリギリでバスに乗ることに成功し、息を切らしながら窓の外からこちらに手を振る友人に、手を振り返した記憶が今でも鮮明に残っています。

Wi-Fiがあれば地図を見ることができるので道に迷うことは基本的にはなかったでしょう。そして仮に道に迷っても、Bに道に迷ったという報告もできたでしょうし、Aのあのなんとも言えない悲しい表情も見ることはなかったと思います。

Wi-Fiとはもはや保険のようなものです。『何かあったときのために準備しておくもの』という捉え方がトラブルを未然に回避する上で大切かもしれません。旅行中は予想だにしないトラブルが起こることがありますから、事前に準備できるものはできるだけ準備していくようにしましょう。

 

NO IMAGE
現地最新情報を更新していますのでフォローをお願いします!
>最強のWIFIはどこなのか?

最強のWIFIはどこなのか?

読者のみなさんの体験談、ご意見を募集しております!
ここで繋がらないとか、全然不自由なく使えた! とかどんなことでもOKです!
旅先で困らないようにみんなで共有しましょう!

CTR IMG