今や世界各地で猛威をふるっている新型コロナウイルス。
日本でもその影響を受け、リモートワークや自宅勤務を推奨する企業も増えています。
しかし、いきなり「自宅で仕事!」と言われても、すべて人が働くのに適した環境を備えているとは限りませんよね。
特に、在宅勤務を始めたばかりの人の頭を悩ませるのが「データ通信」問題。
仕事がしたいのに、家の中にネット環境がない!と困っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、そんな方に向け、仕事で使えるデータ通信はどこがお得か徹底比較していきたいと思います!
この記事がおすすめの人
今回の記事は、家庭での一般使用におけるデータ通信ではなく、あくまでビジネス利用を想定している方に向けた比較を行います。
そのため、この記事では以下のような用途を基準にしています。
・国内のみでの利用
・月額制での契約
・Wi-Fiをパソコンに接続、もしくはテザリング利用
・Webページの閲覧、メール送受信多め
・通信速度が遅いものはNG(格安スマホなど)
・動画視聴、ゲーム通信の予定はなし
つまり、一般的なパソコン業務(特殊な重い通信が必要ない)ができるような環境を家庭に作ろうと思った際、「どのキャリアでどの契約を結ぶのが安いのか」というテーマに沿って比較していきます!
ネット回線を引くとはどういうこと?
まず、基本的な家庭用「インターネットサービス」について簡単にご紹介します。普段使用しているパソコンやiPadは、ネット回線がない状態で使用すると、接続の必要ない機能しか使えない状態になります。つまり、ワードやエクセルなどは使用できるけど、Web閲覧、メールの送受信はできないという状態です。
そこから、ネット回線を拾う方法は、三つあります。
- フリーWi-Fiを提供していうる場所でネット回線に接続する。
- 自宅にWi-Fiルーターを設置し、そこから接続する。
- 使用しているスマホの「テザリング」機能を利用して接続する。
通常、私たちがスマホの通信を行う際、ネット回線を経由して電波を拾うことになりますよね。少し前までは、これは3大キャリアと呼ばれるau、ドコモ、ソフトバンクの三社のいずれかとの契約をすることでのみ通信が可能でした。
しかし昨今、「格安SIM」を提供する通信会社が増加し、過ならずしも以前のように3大キャリアと契約せずともスマホの通信ができるようになりました。この格安SIMも、実は3大キャリアの通信回線に相乗りしてネット回線の提供を行っており、値段は安い代わりに通信の質が若干劣るとも言われています。
フリーWi-Fiを利用する
最近では、国内でも通信が行えるように設定されたWi-Fiスポットが多く見かけられるようになりました。
とくに、カフェやコワーキングスペースといった場所では、リモートワークをしている人の姿をよくみかけますよね。
これらの場所ではコンセントの設置がされている場所も多く、仕事をする環境が整っています。
しかし、特別な事情で家を離れることのできない人にとっては利用が難しい上、カフェでは長居するのが難しかったり、コワーキングスペースでは料金が高額になってしまったりというデメリットもあります。(月額1万円~)
自宅にWi-Fiルーターを設置する
ネット回線を家に引くというのは、このスマホの通信を手に入れる作業に近いです。
家にWi-Fi端末を設置することで(あるいは有線のネット回線)、パソコンやiPadなどの電子機器を、ネットに接続することができるようになります。
一台このWi-Fiルーターを設置しておけば、パソコン利用の他にも、複数機器を接続することができるので、スマホのデータ容量を気にすることなく通信を行うことができるのもメリットです。
その他、3大キャリアでスマホを契約されている方は、自宅のインターネットサービスとセットにすることで支払いが簡単になったり、料金が割引になったりするメリットもあります。
詳しくは、各社料金比較のパートで後述します。
スマホからテザリングする
その他、スマホの機能の一部として、「テザリング」と呼ばれるものがあります。これは、スマホのネット通信を利用してパソコンや他のスマホにインターネットサービスを提供することです。
テザリングを行うためには、すでにネット回線に接続済みのスマホから、「テザリングON」の設定をし、設定されているパスワードを接続したい機器に入力する必要があります。
テザリング利用で在宅勤務はできるのか?
スマホがWi-Fiルーターのような役割になる機能(テザリング)があるのなら、わざわざ自宅にWi-Fiを設置する必要がないのでは?と思った方もいると思うので、ここで一度テザリング機能について整理しておきたいと思います。
テザリングの種類
テザリングには3種類あり、それぞれに良い点と悪い点があります。
・Wi-Fiテザリング
・Bluetoothテザリング
・USBテザリング
この中で最もインターネットの接続速度が速いのが「USBテザリング」で、最も電池の消耗が少なくて済むのが「Bluetoothテザリング」です。
両社の中間で、Bluetoothテザリングができない端末でも使用できるのが「Wi-Fiテザリング」です。
古いパソコンではBluetoothテザリングに対応していないものもありますが、一般的にはWi-Fiテザリングを使用する人が多いと思います。
テザリング接続のメリット
テザリングで接続することのメリットをまとめると、以下の2点です。
・必要な端末が少なくて済むので管理が楽。
・どこでも自由に接続ができる
Wi-Fi端末を設置するためには、申し込みや施工が必要になりますが、テザリングならスマホを持っている人がすぐに行える手軽な方法といえます。
また、場所に固定して設置するわけではなくスマホからWi-Fiを飛ばしているので、外出先でも自由の使用できるのもメリットです。
テザリングのデメリット
反対に、テザリングのデメリットは以下の通りです。
・スマホのデータ通信制限を超えると接続が遅くなる。
・スマホのバッテリーの消耗が激しくなる。
・通信量を考えながら仕事をする必要がある。
テザリング使用でパソコンをスマホに接続するということは、当然その分の通信量がスマホにかかるということになります。
極端な例ですが、テザリングした状態のパソコンで2時間程度の映画を観たとすると、通信料は2~4ギガ程度になってしまいます。(これは、パソコンの画面がスマホよりも多いことも関連しています。)
例えば月のスマホの利用可能データ通信量が7ギガの契約だとしたら、数時間動画視聴を行えば、数時間ですぐに上限に達してしまうことが予想されます。
スマホが通信速度制限にかかってしまえば、当然パソコンの通信も制限がかかり、仕事に支障が出てしまう可能性もあります。これを回避するためには、スマホの月の使用可能通信料の上限を事前に上げておく必要があります。
また、データサイズの大きいファイルの送受信に際して、データ通信量の心配をいちいちしなければいけないというのも、地味にストレスになるかもしれません。
通常の業務で想定されるデータの通信料は、下記を参考にしてください。
・メール送信1通(テキスト) 250KB
・メール送信1通(写真1枚入り) 1.5MB
・webサイト閲覧(テキスト多め)60KB
・webサイト閲覧(画像多め)6.2MB
今回の比較では、3大キャリアでの通信上限マックスに上げた場合の金額も含めていますので、それを踏まえた上でテザリング使用も検討されてみてください。
では早速、これらのことを踏まえ、3大キャリアとUQ WiMAx、楽天モバイルの比較を始めたいと思います!
auの通信プラン
まず、auには「auひかり」と呼ばれる、家庭用のインターネットサービスがあります。
このauひかりは、「auひかり ホーム10ギガ、5ギガ」「auひかり ホーム1ギガ」「auひかり マンション」の4つのプランに分かれています。
auひかり ホームの月額料金は、どの「料金プラン」「基本サービス」を契約するかによって異なります。
料金プランは「ずっとギガ得プラン(3年契約)」、「ギガ得プラン(2年契約)」、「標準プラン(契約期間のお約束なし)」の3種類となります。
「auひかり」で契約することによる特典はいくつかありますが、代表的なものとしては、ネット利用料にプロバイダ利用料が含まれていること、「ネット+電話」のお申し込みで初期費用相当額最大37,500円を割引されること、他社からのお乗り換えで解約違約金相当額最大30,000円を還元などが挙げられます。
その他のポイントとしては、2018年にNetflix社が行った通信速度チェックで、「auひかり」は国内No.1に輝いています。そのため、高いクオリティで安定した通信が見込めます。
auひかり ホーム10ギガ
「次世代高速通信」を謳うこの「auひかり ホーム10ギガ」は簡単に言ってしまえば通常の10倍の速度で通信ができるというものです。
ただしこのプランは、東京、神奈川、埼玉、千葉などの都心部でのみ通信が可能なので、お住いの地域が範囲に含まれているか、事前に確認をとってください。
月額料金表 | ネット+電話 | ネット+電話+テレビ | ネットのみ | ネット+テレビ |
ずっとギガ得プラン | 6,380円 | 6,880円~ | 5,880円 | 6,380円~ |
ギガ得プラン | 6,980円 | 7,480円~ | 6,480円 | 6,980円~ |
標準プラン | 8080円 | 8,580円~ | 7,580円 | 8,080円~ |
※「ずっとギガ得プラン」「ギガ得プラン」を契約途中に解約した場合、解約金が発生します。
auひかり ホーム5ギガ
ホーム10同様に、通常の5倍のスピードで通信できるというものです。
このプランも東京、神奈川、埼玉、千葉などの首都圏の一部エリアのみの対応になりますが、「ホーム5ギガ」は「ホーム1ギガ」と同じ料金で提供されているので、これらのエリアに住んでいるにとっては、こちらの方がスムーズな仕事ができそうです。
月額料金表 | ネット+電話 | ネット+電話+テレビ | ネットのみ | ネット+テレビ |
ずっとギガ得プラン | 5,600円 | 6,100円~ | 5,100円 | 5,600円~ |
ギガ得プラン | 6,200円 | 6,700円~ | 5,700円 | 6,200円~ |
標準プラン | 7,300円 | 7,800円~ | 6,800円 | 7,300円~ |
※「ずっとギガ得プラン」「ギガ得プラン」を契約途中に解約した場合、解約金が発生します。
auひかり ホーム1ギガ
こちらは全国どこのエリアでも利用できる契約内容です。
どのような用途でネット回線を必要とするかにもよりますが、動画視聴や重いデータの頻繁なやり取りがなければ、この契約でも十分だといえます。
月額料金表 | ネット+電話 | ネット+電話+テレビ | ネットのみ | ネット+テレビ |
ずっとギガ得プラン | 5,600円 | 6,100円~ | 5,100円 | 5,600円~ |
ギガ得プラン | 6,200円 | 6,700円~ | 5,700円 | 6,200円~ |
標準プラン | 7,300円 | 7,800円~ | 6,800円 | 7,300円~ |
auひかり マンション
こちらは、すでに「auひかり」の設備を導入済の集合住宅にお住まいの方を対象としたサービスです。配線方法や契約戸数によって異なりますので、自分の家が対象になるかが気になる方は、下記のURLからチェックをすることができます。
https://www.au.com/internet/mansion/?bid=we-we-gn-2110
auスマホからテザリング
テザリングを行うにあたり、auで利用できるデータ通信量が最大になるプランをご紹介します。
「auデータMAXプランPro」データ通信上限なし
月額7,650円
ただし、このプランには条件があり、「テザリング、データシェア、世界データ定額でデータ通信をご利用の場合、データ容量の上限は合計30GB」と決まっています。
そのため、実質パソコン接続をして使用できるデータ通信量は30GBということになります。
仕事で使用する通信料が少なく、現在使用しているキャリアがauの人であれば、このテザリング機能でも十分ともいえます。 ただし、メールで画像付きのデータのやり取りを頻繁にする、思いファイルを頻繁に開く場合だと、通信料を毎回気にしながら作業することになるので、ややストレスを感じるかもしれません。
docomoの通信プラン
続いてdocomoの通信プランについてご紹介します。
「ドコモ光」というインターネットサービスには、「ドコモ光1ギガ」「ドコモ光10ギガ」があります。
また、対応プロバイダごとに価格が変動しますので、タイプをご確認の上料金の紹介をしてください。プロバイダのタイプの確認はこちらから。
『プロバイダ一覧』,ドコモ公式サイト
https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/?icid=CRP_HIKARI_charge_to_CRP_HIKARI_provider_list
また、ドコモひかりに申し込むとdポイントが20,000ポイントもらえたり、新規の工事料無料になったりなど、様々な特典があります。
ドコモ光10ギガ
2020年3月23日(月)より受付を開始した「ドコモ10ギガ」は、今まで以上に高速の通信ができるサービスです。
もう一つのプラン「ドコモ光1ギガ」では、マンションタイプと「戸建てタイプ」を選ぶことができますが、こちらの10ギガは「戸建てタイプ」のみとなっています。 こちらもauひかりの10ギガ・5ギガ同様、対応可能範囲が限定されています。大田区・世田谷区・杉並区・練馬区・板橋区・足立区・葛飾区・江戸川区の一部、大阪府大阪市、愛知県名古屋市が対象範囲となっていますが、ご自宅がこれらの範囲に含まれているのか、事前に確認することをおすすめします。
月額料金 | 2年定期契約 | 契約期間なし |
タイプA | 6,300円 | 7,800円 |
タイプB | 6,500円 | 8,000円 |
単独タイプ | 5,900円 | 7,400円 |
ドコモ光1ギガ
全国どもでも使用できるのがこのドコモ光1ギガです。マンションと戸建てで月額料金が異なります。
マンションにお住いの方
月額料金 | 2年定期契約 | 契約期間なし |
タイプA | 4,000円 | 5,000円 |
タイプB | 4,200円 | 5,200円 |
単独タイプ | 3,800円 | 4,800円 |
戸建てにお住いの方
月額料金 | 2年定期契約 | 契約期間なし |
タイプA | 5,200円 | 6,700円 |
タイプB | 5,400円 | 6,900円 |
単独タイプ | 5,000円 | 6,500円 |
ドコモ光 ミニ | 2,700~5,700円 | 4,200~7,200円 |
docomoスマホからテザリング
では、docomoのスマホからテザリングを行う場合は、どのようなプランが利用できるのでしょうか。
「ギガホ」通信上限60GB 月額7,865円
こちらには、特にテザリング利用に関する制限は設けられていないようなので、60GBマックスまでパソコンとの通信で使用しても大丈夫です。
パソコンとのテザリング接続を前提に考えると、auスマホの通信制限最大よりも、倍の通信ができるということになります。
ソフトバンクの通信プラン
ソフトバンクでの通信プランとしては、「ファミリー・ギガスピード」「ファミリー・ハイスピード」「ファミリー」「ファミリー・ライト」があります。
ソフトバンクでは、他社からの乗り換えの際の解約金を満額還元サービスや、乗り換え・新規の契約による24,000円のキャッシュバック(もしくは割引)などのメリットがあります。
他にも、スマホとセットで契約することで月額1,000円の割引が受けられるなど、様々な特典があります。ただし、現在の契約状況や、お住まいの家のタイプによって、契約事務手数料3,000円と、開通工事料がかかる可能性がありますので、その点は事前の確認をおすすめします。(開通工事にかかる料金を24,000円のキャッシュバックでカバーするようなイメージ化と思います。)
ファミリープラン
この「ファミリー・ギガスピード」「ファミリー・ハイスピード」「ファミリー」は、一戸建てにお住いの方に向けたプランです。通信速度で分かれていますが、料金は同じです。
5年契約 4,700円
2年契約 5,200円
契約なし 6,300円
※長期契約を途中で変更した場合は、解除金が発生します。
ファミリー・ライトプラン
こちらも一戸建て向けのプランです。ファミリー・ライトプランは、スマホ料金のダブル定額制のようなイメージです。
月額データ通信料が3GBまでなら、月額3,900円になります。それよりデータ通信料が増えると24円/100MBずつ料金が増え、月額データ通信料が10GBに達すると、そこからどれだけ通信料を利用しても月額5,600円になります。
利用料が少ない人にとっては、使った分だけを支払うことのできるプランです。
2年契約 3,900~5,600円
契約なし 5,500~7,200円
※長期契約を途中で変更した場合は、解除金が発生します。
マンションプラン
こちらはマンションにお住まいの方に向けたプランです。
2年契約 3,800円
契約なし 4,900円
※長期契約を途中で変更した場合は、解除金が発生します。
ソフトバンクスマホからテザリング
ソフトバンクのスマホで、最も通信制限の上限が大きいものが、以下のプランです。
「メリハリプラン」50GB+動画SNS放題
月額8,480円
こちらのプランでは、YouTubeやアメーバTVを含む動画サイトが見放題(50GBの中には含まれない)になっています。ただしこれはテザリング先のパソコンには適用されず、あくまでスマホでの視聴限定です。
50GBの中であればテザリング使用が可能なので、こちらもかなり余裕をもってパソコンでの業務が行えると思います。
UQ WiMAX
UQ WiMAXでは、「ギガ放題」というサービスがあります。
この通信サービスは安定した高速通信を利用できるもので、利用上限は3日10GB程度となっていますが、基本的な利用制限はありません。
ギガ放題
月額料金が比較的安く、上限も実質ない(3日で10GB)に等しいので、お得感がありますが、登録料3,000円と、別途機種代金がかかります。
機種によっても値段は異なりますが、パソコン、スマホなどの利用を想定した場合、15,000円程度の機種の購入が必要になると考えられます。
2年契約 3,880円
契約なし 4,050円
※長期契約を途中で変更した場合は、解除金が発生します。
つ まり2年契約を結んだ場合、15,000÷24=625円程度、この料金に上乗せになると考えると良いでしょう。結果的に、2年契約であれば月額4,505円ということになります。
UQ WiMAXのスマホからテザリング
ではUQ WiMAXで契約しているスマホからテザリングするために契約をアップグレードさせると、月額いくらになるのでしょうか。
「データ無制限プラン」
1,980円/月 (送受信最大500kbps)
この月額プランだとかなり魅力的な金額となりますが、通信速度が500 kbpsなので、その点に少々不安が残ります。この500 kbpsというのは、その端末でWeb閲覧やSNSなどを利用するには問題ないですが、動画を見るには画質を落とす必要がある値です。そのため、他のパソコンにテザリング接続をすると、思うように操作が進まなくなってしまう可能性もあります。
仕事で必要な作業が途切れ途切れになってしまう可能性があるので、あまり現実的な選択肢ではないようです。
結論:スマホ契約を踏まえて見極めが大切
ここまで料金比較を進めてきた結論、より安くインターネット環境を導入するには、以下の3つのパターンが想定されます。
スマホの通信量をMAXに引き上げ、テザリング利用する。
現在3大キャリアでスマホを契約していて、パソコン業務では特別に重いファイル(例えばAIデータなど)を開いたり画像の送受信を大量に行ったりする作業がない人であれば、テザリングでも十分対応ができると感じました。
ただし、通信量を毎回気にしながら作業をしなければならないので、それがストレスになる人にはおすすめしません。
また、3大キャリア以外でスマホを契約している人も、無制限プランだとしても通信速度に支障が出る可能性があるので、テザリング利用は避け方がよさそうです。(外出中に急に必要になった!などの場面ではもちろん役に立ちますが!
マンション住まいの人は、現在使用しているスマホの通信会社でWi-Fiルーターを設置する。
3大キャリア各社の料金プランを比較したところ、マンション向けのWi-Fiルーターは3,800円~(2年契約の場合)という価格設定になっていました。
また、auとdocomoでは、マンションのタイプなどによって価格がやや変わりますが、基本的に言えることは、「スマホとWi-Fiルーターをそろえると割引率が高くお得」ということです。
また、通信が安定しているので、これらのキャリアを使用して通信のストレスを感じるということはほとんどないでしょう。パソコンで複雑な作業をする予定の人にも安心感があります。
一戸建て住まいの人は、現在使用しているスマホの通信会社、もしくはUQ WiMAXでWi-Fiルーターを設置する。
3大キャリアのWi-Fiルーターの傾向として、一戸建てに設置するほうが高額になるという点があります。これらの中では、docomoが5,000から5,400円、ソフトバンクが5,200円、そしてauが5,700円(いずれも2年契約の場合)となりました。
マンション住まいの方と同じように、スマホとセットで契約すると割引率が変動し、様々な特典もあるので、基本的には使用しているスマホの通信会社に揃えるのが最もお得になると考えられます。
もしくは、UQ WiMAXのルーターを使用すれば、月額3,880円(+本体代金15,000円程度)となりますので、2年契約でこの本体代金を割ると625円、それを月額に乗せると4,505円ということになります。もちろんUQ WiMAXのルーターでかかる本体代は初期費用なので、2年以上使用すれば、月額ごとの負担はもっと少なくなることになります。
歯切れの悪い結論ではありますが、「現在のスマホの契約内容」と「どの程度パソコン業務で通信量を使うか」がよりお得にWi-Fiルーターを選ぶためのポイントになります。スマホを活用してテザリング利用するほか、反対にスマホの契約を一番通信量の少ないものに変更して、家ではWi-Fiルーターで接続するという方法もあります。
各社、スマホ料金とネット接続における価格見積もりを、ホームページ上で行うことができます。ご自身の生活スタイル、仕事内容に合わせて、一度料金シミュレーションを行ってみるのがおすすめです!
以上、Wi-Fiルーター各社比較でした。