なぜWi-Fiをレンタルしなかったのか
海外では空港やレストランなど至るところでWi-Fiが飛んでいると聞いていたので、わざわざ海外仕様のWi-Fiを借りなくても大丈夫だろうと思っていたからです。
Wi-Fiをレンタルしないことでなにが起きたのか?
私は海外超初心者です。それが急遽フランスに行くことになり、 格安航空券を購入して現地に向かうということになりました。
初めてのフランスですからそれなりに下調べをして現地に向かったのですが、インターネット環境については甘く見ていました。そこで、ヨーロッパに何度も行ったことがある知り合いに聞いたところ、「フランスの中でもパリは空港やレストランなどあちこちに 無料のwi-fi電波が飛んでるからインターネットを使うのは非常に便利だよ」と聞いたことが発端でした。
その知り合いは、 私が海外の超初心者であることを知らず、海外慣れしている自身の基準で軽く答えたわけです。私は言葉を鵜呑みにしてしまい、特に海外仕様のwi-fiに契約することもなく、フランスに行くことになりました。
なんとか現地に着いた私は 空港から鉄道に乗って目的地の最寄り駅に向かいました。 ところが、駅名を間違えて駅を降りてしまい、そこから適当に大通りを歩いて行ったのですが、駅にどう戻ればいいかも分からなくなってしまいました。
フランス語は全くしゃべれず。英語もカタコトぐらいしかできない私はパニックになりました。しかし、よく考えてみるとスマートフォンという強い味方があるわけです。「グーグルマップで今の位置を調べたら余裕じゃん」と思いました。
そこで無料の wi-fi につないで現地情報を調べようとスマートフォンを開けてみたいのですが、それらしき電波の表示は見つかりませんでした。
結局スマートフォンをあれこれ設定をいじっているうちに バッテリーが消耗してしまって オフになってしまいました。
周囲を見渡してみるとそこはパリの中でもスラム街とされるエリア。 タトゥーを施した若者たちが奇声を発しながらたむろっていて、これはやばいなと感じました。 それからというものとにかく勘を頼りに来た方向に戻ろうとしましたが、 自分がいったいどこを歩いているのかさっぱり分からなくなりました。
いつしか日は暮れて街には街灯が灯るようになりました。 右往左往しているとき、50代ぐらいのフランス人の女性に「大丈夫ですか?道に迷っていませんか?」と声をかけられました。
その人は 金髪で青い目をした、いかにも ヨーロッパ生まれの人だったのですがなんと日本語で話してきました。 これは非常にラッキーでした。
私は空港から電車に乗り間違えて道に迷った経緯を説明し目的地に向かいたいことを伝えました。するとその女性は「時間があるのでご一緒します」ということで、目的地の最寄り駅まで一緒についてきてくれました。
後から分かったのですがその女性は日本に興味があって何度も日本に長期滞在したことがあったことで日本語が流暢に話せるということだったのです。
私の場合非常にラッキーでしたが、 もしその親切が女性が声をかけてくれなかったら 夜のスラム街で右往左往して大変なことになっていたかもしれません。 今から思うと、危機一髪でした。 国内にいるときにWi-Fiに契約しておくべきだったと思いました。
Wi-Fiをレンタルしておけば、どんなことができたのか。
Googleマップで位置情報を確認できた
Wi-Fiをレンタルしないで海外に行こうとしている人へ一言
海外の主要都市は日本と比べると無料のWi-Fi電波はたくさん飛んでいますが、それもエリアによりけりです。海外初心者の場合、現地を歩くだけでも分からないことばかりで大変になると思うので、確実にインターネットをつなげる環境は整備しておく方がよいです。